2025グランプリ
グランプリ
資生堂ジャパン
使用感の良さが伝わり、思わずアネッサを肌に塗りたくなる動画
Numbers
佐藤一貴(電通)、大竹聡・大江海(ギークピクチュアズ)
着想はマーダーミステリー。登場人物として、時系列で物語を体験できるボードゲームのように、60秒で“体験”をつくることに挑戦。スマホというデバイスを活かして、モキュメントホラーに視聴者が巻き込まれる設計に。肌の老化は加齢だけでなく、光老化も大きな要因であると驚きを持って伝えることで、「日焼け止めは、美白のために女性だけが塗るもの」そんな先入観を覆したいと考えました。
企画制作/電通+ギークピクチュアズ
CD+企画+C/佐藤一貴
AD/上田美緒
Pr/大竹聡
PM/鈴木茉莉奈
演出/大江海
撮影/大島風穂
照明/藤田陽介
美術/櫻場千尋
編集/迫間建造
ST/匂阪真人
HM/平野朱音
CAS/工藤美佳
出演/藤谷理子、ヒロシエリ、佐藤幾優
初代グランプリにふさわしいです。レジでバーコード決済のためにスキャンをする時カメラは縦、という気付き。見たことがある「頭上の数字」表現なのに、知らない展開。肌年齢と日焼け止めの関係がもう少し補足されていたら、さらに強かったかもです。(市川晴華)
構成、演出、尺感に至るまで非の打ち所がない。肌年齢の“暴露”がここまでドラマになるとは、まさにショート動画の新境地。(修一朗)
縦型ならではの情報設計と無駄のない表現が秀逸。最後の商品紹介まではキャップのみを映す“ 裏切り” もアネッサならではの特徴を活かしている。潔い終わり方も視聴完了率を意識した設計で、非の打ち所
がない完成度です。(多田智)
丁寧につくり込まれた力作。「謎のナンバリング×スマホジャック」というどちらもすでにある表現手法ではあるが、その掛け合わせと確かなクラフト力でグッと引き込まれた作品。もう少し課題への接着が強いと完璧だった。(眞鍋海里)
2025ゴールド
ゴールド
資生堂ジャパン
使用感の良さが伝わり、思わずアネッサを肌に塗りたくなる動画
THE TALE OF ANESSA
山口泰尚(TBWA\HAKUHODO)、桐生康佑・井元俊輔(太陽企画)
パッケージにいる見慣れた太陽を、「なぜここにいるのか?」と疑ってみました。アネッサのルーツは、こんな物語だったのかもしれない。そんな空想を起点に、商品特性を伝えるシンプルな企画をつくりました。アナログの絵本のような質感を用いて、静と動の緩急を画と音で演出し、視聴体験を短く感じさせることを意識しました。また、セリフは使わず最後の商品名を際立たせたり、画面上部に商品のフォルムを重ねたり、とにかく商品のイメージを強く残すことを意識しました。
企画制作/TBWA\HAKUHODO+太陽企画
企画/山口泰尚
企画+演出/桐生康佑
Pr/井元俊輔
アニメーション/今井理子
編集/脇川諒
サウンドデザイン/滝野ますみ
どこか不穏な世界観、焦燥から開放に向かう物語。夏の日差しより強いクリエイターの意志が込められた、手のひらの上から視界をジャックするショート動画に眩しさを感じるほど驚いたぜ。(明石ガクト)
スマホ画面を、唯一無二なアナログの世界観で埋め尽くす企画。縦型表現として斬新で、素晴らしかったです。最初は不気味なアネッサの太陽が愛おしく見えてくる、「He is always watching.」というコピーも素敵でした!(内山奈月)
縦型の画面全体を上手に支配していて、これが流れてきたらまず普通の動画より目立つだろうなというのと、何より他と似ていないルックなのが好きなポイントでした。ブランドの体現としても素敵だと思いました。(花田礼)
2025シルバー


シルバー
コージー本舗
つけまは使わない!と思っているひとに、つけま最高!と思ってもらえる動画
10秒の魔法
桜井奏(クオラス)、三須大輔・裏山菜月(AOI Pro.)
このつけまつげの独自性は10秒でつけられる素早さ。そこで、忙しい「令和のシンデレラ」を主人公に。目指す美しさは人それぞれなこの時代に、なりたい自分に10秒で変身できる魔法のアイテムとして商品を描きました。課題は「つけまは使わない!と思っているひとに、つけま最高!と思ってもらえる動画」だったので、一番つけまは使わないと思っているのは誰だろう?と考えて企画。TikTokで流れたとき瞬時に目に留まるよう、テンポ速めな縦読み漫画風にしました。
企画制作/クオラス+AOI Pro.
CD/桜井奏
I/SOOMIN OH、岩中そら
I(ディレクター)/矢笠佳穂子
I(Pr)/宮村郷
Pr/三須大輔
PM+レタッチ/濱口大輝
演出/裏山菜月
撮影/鈴木陽平
照明/今岡尚弥
編集(オフライン)/安藤佳音
HM/堤絢香
CAS/松本晏純
出演/葉山陽琉、天橋まな、今村紅愛、尾野寺絢子、佐藤奈緒
縦型動画ならではのウェブトゥーン風スワイプ演出を違和感なく取り入れ、漫画と実写の切り替えが視聴体験の没入感を高めています。脚本は意外性のある展開でSNSトレンドに即した構成となっており、商品紹介パートでも特徴が明快に伝わるなど、広告としての完成度も非常に高い作品でした。(多田智)


シルバー
資生堂ジャパン
使用感の良さが伝わり、思わずアネッサを肌に塗りたくなる動画
スタートさ、アネッサ!
宮田和弥(電通)、松本章伯(太陽企画)
日焼け止めを塗るときの、肌に伸びるあの白い線が、なぜか好きです。毎年、最初に塗った瞬間、「あ、夏が始まる」と思い、それは、誰かにとっての“夏のスタートライン”になる気がして――。この企画では、そんなささやかな感覚を、気取らず素直に届けたいと思いました。思わず身体が動き出すような音楽とともに、ユーザーが投稿しやすく“ライン”が映える縦型動画で。見た人が、今年の夏を明るい気持ちで迎えたくなる。そんな余韻を目指しました。
企画制作/電通+太陽企画
企画+C+監督/宮田和弥
Pr/松本章伯
PM/前田飛雄、岡智也
撮影/重田純輝、殿村亮(助手)
編集/森永雅人
カラリスト/黒部尊仁
MA/辰巳茜璃
録音/横井陸
作曲/PONCHI!
HM/亀島チカ
CAS/村井祐介
出演/宇田見奈央、浅井真宙、渡邉心、竹宮誠珠、雨音朱穂、髙梨みちる、皆川尚義、名和龍
「夏のスタートライン」というコピーが秀逸です!企画としての強さはもちろん、アネッサの使用感の良さを活かした“塗り方提案”にもなっているところが、上手すぎます……!耳に残るリズミカルな音楽も完成度が高く、もうこのままWebCMとして使えるのでは!?と思うほどでした。(内山奈月)


シルバー
PayPay
もっともっと多くの人がPayPayを使ってみたくなる縦型動画
片手の可能性
小林友麻(博報堂プロダクツ)
片手だけで支払えちゃうって、些細なことですがチリツモストレスを無くすことができて、結果かなり生きづらさを取り除けると思うのです。そんな一見些細なことを伝えるためにはシンプルな“あるある”をぶつけるのでは見てもらえないと感じ、奇妙でインパクトのある「ないない」で最後まで見てもらえる工夫をしました。ゆったりとした間を意識してつくり、あえてスピードの速い縦型動画界で際立たせることも狙っています。
企画制作/博報堂プロダクツ
CD+企画+C+演出+編集+音楽+アニメーション/小林友麻
NA/深瀬大明
個人的な好みとしては、最後の20秒は「ちょっといい話」にせず「シュールかわいい」感じでやり切った方が良い気がしましたが、シンプルな背景にかわいいイラストで、好きです。「お会計むずかしい。お会計、むずかしい。」という無意味そうなリフレインも効果的だと思いました。(花田礼)
2025学生部門賞


学生部門賞
コージー本舗
つけまは使わない!と思っているひとに、つけま最高!と思ってもらえる動画
10秒で、なりたいわたしに
江藤舞(TMS東京映画映像学校)
目が合うと動けなくなる一目惚れのような感覚で視聴者を惹き付けられたらと、コージー本舗のつけまつ毛を付けたお顔のアップから始まるところや、着用するつけまつ毛もより華やかなものを選ぶなど、最初の画をとても大切に制作しました。また実際につけまつ毛の付け外しをワンカットでみせることで、より「#10秒マツエク」というキャッチコピーに強い説得力を持たせ、購買意欲を掻き立てることができるのではと、苦戦しながらもワンカットにこだわり撮影しました。
企画+演出+編集/江藤舞
撮影/櫻井美咲
照明+出演/柏原慎之介
制作/松本唯吹
HM+出演/波音
スタジオ/studio ooooo
出演/鈴
「思い立ったらすぐ付けられる」という商品価値にまっすぐ向き合って“ふさわしい場面”を見つけたところが素晴らしいと思いました。質も高い。1点、なぜ「つけかえる」にしたのかは、聞いてみたいです。「つけまつげがついていない状態のメイク」から始めた方が、変化が際立つのではと思いました。(市川晴華)


学生部門賞
PayPay
もっともっと多くの人がPayPayを使ってみたくなる縦型動画
PayPayでスッキリ!
保科遼人(TMS東京映画映像学校)
PayPayをよく使う身として思う、他の支払い方法と違って一番便利な点は割り勘がしやすいということです。しかも自分の意思のみで1円単位まで送ることができるこの送金システム、最近の若い世代の女性に見られる「貸しをつくりたくないので脈のない人には奢ってもらいたくない」という考え方と組み合わせたら面白いなと思い、縦型動画らしいテンポと展開に落とし込みました。
CD+企画+Pr+演出+編集/保科遼人
撮影+照明/小野凛太郎
録音/井上真智子
制作/菅澤未夢、野地生吹
出演/小田原倫仁、平中美雪、野地生吹
割り勘が、ただのお金のやりとりじゃなく、ドラマになる時代。誰が出す?どう出す?その気まずさを丸ごと笑いに変える脚本が良い。PayPayという決済手段を通して「スッキリ」のその先にある“関係性の再定義”を魅力的に描いてくれたことが広告としてワークしていると感じた。(明石ガクト)
2025審査員個人賞

審査員個人賞 明石ガクト
PayPay
もっともっと多くの人がPayPayを使ってみたくなる縦型動画
都市伝説“マッハじいちゃん”
安井沙織・小池小巻(FIELD MANAGEMENT EXPAND)
企画制作/FIELD MANAGEMENT EXPAND
企画+C+D+演出/安井沙織
Pr/小池小巻
PM/原田直、小田倉正哉
撮影/杉山綾
撮影(1st)+照明/望月航平
撮影(2nd)+照明/井口暁人
編集/黒田朋音、友田燎兵
ST/藤井遥
HM/たるみえれな、齋藤愛香(助手)
CAS/立岡優希
NA/又吉太一
出演/蓮池桂子、星乃かえで、奈良姫菜乃、毎田リズ
カメラで姿を捉えられない神出鬼没のマッハじいちゃん。まさかの“会計だけ遅い”という設定は現代の風刺でもある。どれだけアクティブな人でもレジ前で財布を探してモタつく瞬間はある。その違和感をキャラ設定一発でショート動画に仕立てたアイデアを評価します。結局こういう動画こそ記憶に残るんだ。(明石ガクト)

審査員個人賞 市川晴華
ジェイアール東海ツアーズ
東海道新幹線の旅行ならJR東海ツアーズ一択でしょ!と思える動画
竹撮り物語
田丸浩太郎(博報堂)、荻颯太郎(AOI Pro.)、下航(シースリーフィルム)
企画制作/博報堂+シースリーフィルム
CD+企画+C/田丸浩太郎
企画+演出+編集(オフライン)/荻颯太郎
Pr/下航
PM/荻原颯太朗、山岡詩、与那覇優女菜、福田一輝
撮影/永尾優実
照明/廣田惇
美術/鍵山清志
編集/堀口和彦(オンライン)
ST/篠原奈緒子
HM/牟多口愛
出演/あやせ、宮原りりは
ラストのコピー「旅ってヤツは、いつも突然おもろくなる。」が、このサービスの本質的な良さを、情緒的にも機能的にも伝えていると思い、好きでした。また、縦型スマホと俯瞰カメラを行き来する表現に違和感がなく、映像として緻密だなと思いました。(市川晴華)

審査員個人賞 内山奈月
資生堂ジャパン
使用感の良さが伝わり、思わずアネッサを肌に塗りたくなる動画
ANESSAの日焼け止めを撮ってみた!
ゆーいち/フォトグラファー(PPPSTUDIO)
企画制作/PPPSTUDIO
企画+撮影+編集+出演/ゆーいち/フォトグラファー
ふだんは意識して見ることの少ない商品写真。撮影準備から動画にすることで、完成形に思わず見入ってしまう巧みな企画構成でした。自然と2周見たくなります。審査中にこの作品を見たとき「SNSでいつも見る物撮りカメラマンさんだ!」と驚きました。多様なジャンルから応募が集まる縦型動画部門、刺激的です……!(内山奈月)

審査員個人賞 修一朗
資生堂ジャパン
使用感の良さが伝わり、思わずアネッサを肌に塗りたくなる動画
Skin Memory
横井優樹(博報堂クリエイティブ・ヴォックス)、森下友洋(ギークピクチュアズ)
企画制作/博報堂クリエイティブ・ヴォックス+ギークピクチュアズ
CD+企画+演出+C/横井優樹
Pr/森下友洋
PM/松浦里南
PM(助手)/福井哲也、井上雄真、長谷川大樹
演出(助手)+編集(オフライン)/柴田倫花
撮影/丸山秀人、伊藤遼(助手)
照明/トッティー、増田勝(チーフ)
アニメーションPr/古宇田英之
アニメーションディレクター+原画/橋本三郎
中割り/STUDIO MASSKET
色指定+検査/油木安弥
アニメーションコンポジット/桑良人、簡佳瑩
カラリスト/大西悠斗
編集(オンライン)/廣岡瑶平、小澤豪(助手)
音楽Pr/原田瞳
MA/佐藤葉子、奥村貴広(助手)
作曲/松本拓也
演奏/副田整歩
エンジニア/佐久間勇児
CAS/大前未侑
出演/今一澄子
「こんな日焼け止めの伝え方があったとは。」と応募作品の中で、一番衝撃を受けたテーマでした。大胆なアイデアと緻密な演出、製作陣の覚悟に鳥肌が立った。(修一朗)

審査員個人賞 多田 智
資生堂ジャパン
使用感の良さが伝わり、思わずアネッサを肌に塗りたくなる動画
パパの網タイツのナゾを暴け!
久保田碧音・川口雄輝(太陽企画)、望月瑠海(TBWA\HAKUHODO)
企画制作/TBWA\HAKUHODO+太陽企画
CD+企画+C/望月瑠海
企画+演出/久保田碧音
AD/久保田明里
Pr/川口雄輝
PM/佐藤快太
撮影/久松友佳
照明/三枝航大
編集/脇川諒
音楽/磨田幸樹
HM/中島彩花
CAS/小寺泰史
出演/設楽もね、西野大作
縦型ならではの“ライブ配信中”という設定が臨場感を生み、視聴者を巻き込む演出が秀逸でした。「お父さんが網タイツを履いている」という謎から始まり、伏線回収までの展開はトレンド感ある構成で、テンポも抜群。最後まで視聴したくなる没入感の演出も高く評価しました。(多田 智)

審査員個人賞 花田 礼
ヤマハ発動機
若い世代に「モビリティを所有することによる人生(たび)の感動」を伝える動画
前を向きたい君へ
櫻井ノマド(アマナ)
企画制作/アマナ
企画+C/櫻井ノマド
Pr+出演/鈴木美咲
演出/成田貴臣
撮影/間中友哉
音楽/Hinamis
シンプルにいい景色と音楽だなあと。縦型動画って、そのくらいの話だと個人的には思っているので、こういうのが好きです。ただ、景色を優先するとこうなるんですが、電動アシスト自転車の広告なので、意味としては上り坂の方が正しいよなあとは思いました。(花田 礼)

審査員個人賞 眞鍋海里
Haleon ジャパン
若者が共感できる、クスっと笑える「日々の知覚過敏あるある」を表現した動画
しみても滲みない 毎日へ
小西雄大・新開太郎(BLUE LAB FILM)、中山俊介(FRESH & HAPPINESS)
CD+企画+C+撮影/新開太郎
企画+撮影+編集+音楽/小西雄大
撮影協力/元祖博多塩ホルモン萬六
出演/中山俊介、ゆりの
右脳がこれを評価せずにはいられなかった。中年の悲壮感漂う背中から、知覚過敏という病の孤独と物悲しさが演歌というフォーマットに丁寧に詰め込まれていた。力量を感じたのは、最後まで続く哀愁たっぷりの前口上……いや、歌わんのかいw(眞鍋海里)
2025学生奨励賞

学生奨励賞
丸大食品
丸大食品スンドゥブのおいしさの秘密!韓国辛味調味料タデギを絞り出したくなる動画
キーってなった時は・・
谷畑陸(明治大学)、寺澤琴美(多摩美術大学)
CD+企画+C+Pr+PM/谷畑陸 CD+企画+AD+Pr+PM+美術+編集+音楽/寺澤琴美
「縦スクロール」がただの機能ではなく、物語構造そのものになる。この発想と実現力にあっぱれを送りたい。(修一朗)

学生奨励賞
Haleon ジャパン
若者が共感できる、クスっと笑える「日々の知覚過敏あるある」を表現した動画
戦
真取泰輔(N高等学校)
企画制作/N高等学校 CD+企画+C+AD+Pr+PM+演出+撮影+美術+編集+音楽/真取泰輔 照明/齊藤充 出演/廣瀬諒太郎、佐藤來元、永井徹哉
歯をヒーローにたとえ「見た目は強そうに見えても、知覚過敏はそうじゃない」と、数ある作品の中で、唯一“(広告的な)気付き”を与えてくれる作品だった。クラフト力は後から必ずついてくる。だが、その視点は才能だ。こういう制作者ほど、ぜひ広告クリエイターになってもらいたい。(眞鍋海里)
2025協賛企業賞


協賛企業賞
エクシング
「X PARK」で離れたカラオケルーム同士をつなぎたくなる動画
X PARKでスケジュールがパンパンなやつ
青木智哉・渡辺諒・奥村祐矢(Albit)
縦型動画でサービスを訴求するうえで大切に感じていることは“訴求の自然さ”と“企画性”です。今回、X PARKが持つ多くの魅力をいかに自然に訴求するかを考えた時に思いついたのが“スケジュールがパンパンすぎる人”という設定でした。一見、忙しくて大変な状況だがフタを開けてみると“X PARKの魅力で充実しすぎている人だった”というギャップと構成が訴求要素を綺麗に並べることができたポイントだと感じています。
企画制作/Albit+Studio Will
CD+PM/青木智哉
企画+C+CAS/渡辺諒
Pr+照明/杉山幸司
演出+撮影+編集+音楽/奥村祐矢
出演/川口加恋、川口蓮


協賛企業賞
コージー本舗
つけまは使わない!と思っているひとに、つけま最高!と思ってもらえる動画
まつげ説得術
山口えり花(Village)、秋山真範・難波江侑矢(読売広告社)
目元を飾るメイクアイテムとして愛されてきた「つけま」。でも本当の価値は、ただ着飾るだけでなく、内なる自信を引き出すことにあると考えました。DOLLY WINKの多種多様な「つけま」なら、それが誰の瞳でもどんなシーンでも叶います。そんな価値を、「つけま」をつけたさまざまな人が、目に宿った自信だけで困難を乗り切る姿で表現しました。また、最後に真っ暗な画面を挿入し、視聴者が鏡として目を確認できるように。アクションを引き出す仕掛けをつくりました。
企画制作/読売広告社+エルロイ
CD+企画+C/秋山真範、難波江侑矢
企画+演出+編集(オフライン)/山口えり花
Pr/飯塚瑠偉、坂本成美
PM/佐藤諒征、榎聖七
撮影/新沼秀悟、星野渚(助手)
照明/吉田敦、佐藤樹(助手)、西谷夏帆(助手)
編集(オンライン)/萩原嘉人
カラリスト/髙橋一己
録音+MIX/沖圭太
HM/佐藤こもも、中原綺咲、ヒラタナルタカ
CAS/塩見大貴
NA/篠崎颯樹
出演/朝井莉名、上原優佑、悠木紫真


協賛企業賞
ジェイアール東海ツアーズ
東海道新幹線の旅行ならJR東海ツアーズ一択でしょ!と思える動画
トラブル イズ トラベル
安藤大輔・宮本璃子・中村ゆとり(サイバーエージェント)
どんなに綿密に計画した旅行でも、一番の思い出は予想外のトラブルだったりする。そんなトラブルを優しく許し、予約変更で旅行を楽しいまま続けさせてくれる「EX 旅パック」に救われる人たちを描きました。縦型動画の持つリアルな手触りを最大化するため、仲良しの友だちがスマホで撮った「旅行のハプニング動画」を目指し、遅刻・忘れ物・予約ミスといった本来なら険悪なムードになる状況を自然体に笑い飛ばしている15秒・15秒・30秒の3篇の動画を制作しました。
企画制作/サイバーエージェント
CD+企画/安藤大輔
企画/宮本璃子
AD/中村ゆとり
Pr/熊田小春
PM/関本帆純
撮影/Ussiy
編集/藤本一貴
音楽/甘糟亮
MA/川田一成
CAS/中嶋陸大
出演/あいら柚月・竹内朔(「カップル」篇)、米屋拓・川口祐生・柴川大河(「忘れ物」篇)、冨永美沙・向田朱里(「寝ぼう」篇)


協賛企業賞
資生堂ジャパン
使用感の良さが伝わり、思わずアネッサを肌に塗りたくなる動画
あいつ、成長したらしい
武本美文(UUUM)
「しっかり守る。けど重たくない」というアネッサの特徴は、女性の求める男性像と重なるかもと考えたのがアイデアの出発点です。元カレが成長した話にミスリードさせることで、昔と違いベタつかなくなったアネッサ自体の進化を表現しました。いかにアネッサの話に人間味を帯びさせるかにこだわって制作しましたので、見終わったときにはこの子に愛着が湧いちゃってるはずです。最後の「重たいヤツ、卒業。」のところは「えっへん!」って感じで可愛いですよね。分かります。
企画制作/UUUM
CD+企画+C+編集(オフライン)+音楽/武本美文
Pr+美術/柏木理希、大竹たまき
撮影+照明+録音/細井大輔、石川実玖
編集(オンライン)+音楽/星谷渉太
HM/松延沙織、石原杏樹
出演/杉本愛里、石井沙季


協賛企業賞
PayPay
もっともっと多くの人がPayPayを使ってみたくなる縦型動画
ちょっと待って、現金ライフ
柴山竜輔(プラチナム)
「ちょっと待って」という言葉には、お金における曖昧な待ち時間の意味と、場面ごとの“現金あるある”に対し「ちょっと待って」と警鐘を鳴らす意味を持たせた。決済シーン自体はあえて映さず、決済音のみで印象付け、ストーリー内のフックとした。現金を扱うことで起こり得る「待つ」状態と「待たせる」状態を表現するため、冒頭の嫌な態度の店員も、最後には待たせる側になってしまう様子をオチとして表現。さらに現金で満足している人に刺さるよう“現金ライフ”というコピーを用いた。
企画制作/プラチナム+YAKAN
CD+企画+C+演出+編集/柴山竜輔
Pr/業天大和
PM/栗原直也、池田舜
撮影+照明/中村悟
カラリスト/堀内希子
音楽/TAKEMARO
HM/松村南奈
CAS/山根俊記
出演/幸野ゆりあ、LeQuan


協賛企業賞
Haleon ジャパン
若者が共感できる、クスっと笑える「日々の知覚過敏あるある」を表現した動画
犯人はチカクにいる
佐野光(電通)、高岡尚司(トップヒル)、ハマダヒデユキ
「知覚過敏の人の歯がしみる瞬間と、名探偵がひらめく瞬間の姿は、どこか似ている」というところに着目して企画しました。課題は「あるある動画」でしたが、非日常的なシチュエーションと謎解き要素、コミカルな演出を加えることで、最後まで視聴していただけるよう工夫しました。商品訴求はしない中で、どんなメッセージを残すべきか議論を重ね、「ピキーンときたら、ご注意を。」と、知覚過敏が誰にとっても身近な症状であることを訴求しました。
企画制作/電通+テテマーチ+トップヒル
CD+企画/佐野光
C/ハマダヒデユキ、大隅絢加
D/ヨイチマエ、いしだももこ
Pr/高岡幸司
PM/濵田智一
演出+編集/高岡尚司
撮影+照明+アニメーション/山中爆夢
撮影+照明/髙梨誠人
録音/竹内勝一郎
MA+SE/武藤航
HM/榎田茉季
ロケCRD/志知健太郎
出演/和田崇太郎、犬塚俊輔、小南らな、成瀬亜未、玉木惣一郎


協賛企業賞
丸大食品
丸大食品スンドゥブのおいしさの秘密!韓国辛味調味料タデギを絞り出したくなる動画
絞って簡単マチョ!スンドゥブチゲ
蓬田泰生(電通)、松田惟吹(太陽企画)
料理系インフルエンサーらしい雰囲気を大事にしつつ、韓国語で「美味しい夕飯」=「マチョ」という言葉と、「絞る」=「マッチョ」の2つから、今回のポイントである「絞ると美味しくなる」をマチョ×マッチョでユニークに表現することに挑戦しました。ツッコミたくなるポイントや縦型動画らしい表現で簡単にスワイプされないよう工夫しました。また、全体の面白さを守りつつ、商品の訴求点や料理のポイントも描き、実際にスンドゥブをつくりたくなる動画にしました。
企画制作/電通+太陽企画
CD+企画/蓬田泰生
企画+Pr+PM+演出/松田惟吹
Pr/細川修平
撮影+照明/安藤亮
編集/井ノ本陸
録音/原子内利彦
MA/森田明宏、小尾直輝
ST+HM/加古高規
フードST/則武誠子
CAS/田中杏実
出演/飯島優花、樋口勇作、真田龍汰


協賛企業賞
ヤマハ発動機
若い世代に「モビリティを所有することによる人生(たび)の感動」を伝える動画
乗り物は、人生の相棒だ。
中野達也・西谷崇・大塚麻里江(サイバーエージェント)
乗り物は、ただの移動手段じゃない。共に時を重ねることで生まれる愛着こそ所有する本当の価値だと考え、「相棒のように愛情を注ぎ、お互いを大事にする人とモビリティの特別な関係」を描きました。縦型動画ならではの、パートナーを撮影したSNS投稿のように動画が始まり、人とモビリティの関係を描いているのだと徐々に明かされる構成で、セリフやアングルで相手がモビリティだと気付く違和感の演出もポイント。TikTokでつい見てしまうドラマティックな表現を目指しました。
企画制作/サイバーエージェント+Cyber AI Productions
企画/中野達也、大塚麻里江、西谷崇
Pr/髙橋星哉
PM/木内礼央
演出/射庭直人
撮影/宮川幸大、秋野太郎
編集/松本雅憲、横山智人
カラリスト/Takashi Sonoda
録音+MA/服部浩也
ST/坂口みのり、岩井千夏
HM/庄司、屋号
CAS/増子健太朗
出演/東ヨシアキ
ファイナリストは、月刊『ブレーン』2025年7月号で発表されています。