News縦型動画部門 審査員アドバイス
作品制作の参考にしてください。

Q1 オリエンの押さえどころ
この続きは、BOVAに応募登録されている方限定で閲覧ができます。
こちら から宣伝会議IDを作成(既にお持ちの方はログイン後)、応募者登録をお願いします。
ログイン後、本ページ上で続きが確認できます。
ターゲットが二極化している点。必要に迫られて選ぶ層のミドル世代・中高年(オートウェイ/住友ゴム工業/大阪ガス)。需要の開拓が必要になる若年層(SBI証券/東亞合成/小学館(子ども以外の読者層)。共通の壁は「未経験」であり、それを縦型SNS動画で突破し、新しい接点を創り出すことが求められている。
Q2 課題の深掘り方
まずオリエンシートを読み込み、クライアントが本当に伝えたい価値を抽出する。次に競合や同ジャンルの動画事例を調べ、差別化の余地を確認。さらにSNSや生活の現場でターゲット層を観察・ヒアリングし、彼らが心の奥に抱える不安や不満を発見する。その上で「どんな問いを立てれば人が動くのか」を設定し、表層的なニーズに流されない企画の足場を築いていく。
Q3 アイデアや企画を生み出す方法
立てた「問い」に対して、課題の商品がどう答えられるかを徹底的に考える。特に縦型動画の引力――スピード感、没入感、シェア導線――を最大限に活かすことを意識する。商品価値と「問い」が一直線に結ばれた瞬間、ただのアイデアは企画に昇華する。そこから演出・キャスティング・トンマナを具体化し、生活者が共感し、クライアントも腹落ちする落としどころを探し抜く。

Q1 オリエンの押さえどころ
広告である以上、オリエンは大事です。一見難しそうなお題のほうが、実は企画を思いついた時の喜びがあるかもしれません。世界中の広告賞を総なめにした本田技研工業の企画「Sound of Honda」が、元々はカーナビのいちプロモーションというオリエンだった……という話に時々励まされます。小さなところからも世界最高のアイデアは生まれます。
Q2 課題の深掘り方
私はそのサービス・商品がどう思われているかをヒントにするので、Xのコメントを見たり、Amazonレビューを見たり、自分で使ってみた感想を大事にしたりします。「実はこう思われている」とか「実はこういう需要がある」みたいな発見がひとつあると、企画が強くなるのでおすすめです。
Q3 アイデアや企画を生み出す方法
とにかくオリエンにヒントが詰まっています。この商品・サービスだからできる必然性があるアイデアが、結局一番いいです。そして、動画になる前の時点で「広告と関係ない人」に説明してみて「面白いかどうか」を聞いてみるのも大事です。ただ私は、伝わるか伝わらないかぐらいの方が、新しい発明が詰まっている気はしています。あとは、縦型動画をたくさん見て、「こういうのはまだないかも」を見つけるという作戦もあります。

Q1 オリエンの押さえどころ
BOVAは広告賞ではなく、オンラインビデオの賞。どのオリエンにも「広告をつくってください」とは書いてありません。表現の幅を拡げるためにまずは、各商品・サービスを買ったり使ったりしたくなる、シンプルで本質的な価値を読み取ることがポイントかなと思います。
Q2 課題の深掘り方
今回は6つの課題があるので、言いたいことや伝えたいことのあるテーマを選べます。以前私がBOVAに応募した際は、知らないことを調べるより、その商品やサービスについての過去の記憶や気持ちを掘り起こすことからはじめていました。情報を集めたあとも、これだ!という方向を定めるのが苦手なので、いったん全部をキープして企画します。浅く広く掘り続ける感覚です。
Q3 アイデアや企画を生み出す方法
私はとにかくたくさん案数を出してみる派です。強いアイデアは詳細なコンテにしなくてもわかるので、チームで応募する人は、面白くなるかもと思った案は全てメンバーに見せて、一緒に選ぶのがいいと思います。あと個人的におすすめなのは、過去の受賞作をそばに置いて企画すること。案ができたら、どちらが面白いかを見比べるんです。あっちのほうがシャープだとか、こっちのほうがジャンプしているとか、ひとりで疑似審査会ができます!

Q1 オリエンの押さえどころ
特にSBI証券の課題は、金融という難しい題材を、若年層の女性に「どう自分ごととして見てもらえるか」が焦点。たとえば、実際に成功している方への失敗談/成功談などリアルなインタビューのような共感表現を通じて、“違和感なくどうポジティブに動画をつくれるか”が最大のカギ。
Q2 課題の深掘り方
個人的に課題(動画での主目的)を考えるとき、「どうすれば視聴者が動画で感動するか」の意識を最優先にしている。そのため、海外、特にアメリカですでにバズっている類似商材の動画のインサイト(再生数と保存数)を洗い出し、動画の全体構成/セリフ内容を一言一句分析する。また、クリエイターという「企業と共に作品をつくる立場」として、毎回ブランドの雰囲気や商材の歴史などの背景を調査した上で制作に取りかかるようにしています。
Q3 アイデアや企画を生み出す方法
企画を考える際に最も重視するのは、「ターゲットへの最も効果的な動画演出」です。たとえば若い女性が対象なら、映像全体に清潔感や“キラキラ感”、感覚的にキャッチーなセリフ/字幕などを取り入れます。具体的なアイデアの見つけ方は、その時期にトレンドの人気クリエイターを10人ほどリストアップし、「自分のチャンネルならもっとこうできるな」といったように企画を再構築することで、リアルかつ説得力のある表現に落とし込みます。

Q1 オリエンの押さえどころ
その商品やサービスを多くの人に使ってもらう方法を考えるのは普通に至難の業なので、まずは「自分だったら、どういう動画を見せられたら本当に心が動きそうか」と自分視点でイメージしてみるのがよいのではないでしょうか。
Q2 課題の深掘り方
方法のひとつとして、その商品やジャンルに関するSNS投稿でバズっていたりするものがないか調べます。そこに新たな使い方や秀逸なインサイトが潜んでいたりすることもあるので、その切り口を真ん中にして企画を考えてみたりします。あとは、最終的に商品を使ったり、詳しくなったりするのは大事ですが、知れば知るほどアイデアが小さくなってしまったりすることも。まずは初見の印象だけで気楽に考えてみたりするのもよいのではないでしょうか。
Q3 アイデアや企画を生み出す方法
特に縦型動画のプラットフォームでは、「いわゆるCMっぽいもの」は秒でスルーされてしまうので、いかに「コマーシャル」ではなく「コンテンツ」のような佇まいで人の目を引けるかが大切です。それを考える上で、TikTokを見まくったりして「なぜかわからないけど、なんかイイぞこれ!」というものを大量に収集・分類・要素抽出をします。そこで見えてきたものなどを念頭に置きながら自分のアウトプットを構築しようと取り組んでいたりします。

Q1 オリエンの押さえどころ
ほとんどの協賛企業に共通している課題内容「〇〇したくなる動画」。欲しくなる、買いたくなる、食べたくなる、行きたくなる。たくさんの「したくなる動画コンテンツ」を要求されている中で、どれだけ視聴者にその欲求をかき立たせる仕掛けや、それによる没入感を1分以内で「縦型」で表現されるのか。楽しみで仕方ないです。
Q2 課題の深掘り方
そのサービス、その商品の訴求ポイント、“売り”を理解しコンテンツに落とし込むのは当然だと思いますが、Q1の回答の通り、どれだけコンテンツに“したくなる”を仕掛けられるかはかなり大事なことだと思います。“したくなる”ための仕掛け——たとえば自分であれば、「共感」「没入」「斬新」(ゼロイチは苦手ですが)などを制作時に考えます。バズること、再生数や見られるコンテンツをつくるのは大前提の上で、この3つを意識しています。
Q3 アイデアや企画を生み出す方法
現代人が消費するコンテンツの量やその速度は異常です。今日新しかったもの、流行ったものが 1 カ月後には過去のものになっている。では何が必要か。新しい流行やカルチャーをつくるか、流行に敏感になりトレースするのが一番早い。僕は主に縦型ショートドラマを撮っていますが、ショートドラマ自体は正直もう飽和状態の“過去のもの”だと思っています。もちろん、ごっこ倶楽部を創設した当時は、ショートドラマはトレンドコンテンツ、その時代をつくった立役者だと思っていました。ただ時代遅れ……となると常に新しい発想、IP を作品に落とし込んでいかなければなりません。「共感」「没入」「斬新」を生むために、コンテンツの質を落とさない程度の絶妙なところにトレンドを入れ込まないといけない。こればかりを考えて企画立案しています。商品を訴求する前に必ずコンテンツです。

Q1 オリエンの押さえどころ
「なぜ、このお題は縦型動画部門なのか?」がまず考えるポイントかもしれません。そこを紐解くと、クライアントが何を期待しているのかが見えてくるかも。たとえば、SNS(発話)の中に入り込んでいきたいのか?スマホとの親和性を大事にしたいのか?パーソナルメディアでの視聴体験を大事にしたいのか?などなど。
Q2 課題の深掘り方
オリエンの中では、「使ってみたくなる」「買いたくなる」「始めたくなる」といったゴールは提示されていると思います。その次は、(じゃあ、なぜ)「使ってないの?」「買ってないの?」「始めてないの?」を深掘りすることだと思います。
Q3 アイデアや企画を生み出す方法
それからは、「思考の反復横跳び」です。「商品視点で伝えたいこと」と「ユーザー視点で見たくなるもの」、それらが交わる点が“アイデア”です。それを永遠に反復横跳びしながら探し当てていく。それがアイディエーションすることだと思います。